【64日目/64枚目】2009年 2nd 長袖 ジュニーニョ 選手支給品

2000年代

2009年シーズンに使用された2ndユニフォームです。ジュニーニョ選手に支給された物となります。2nd長袖ユニフォームは市販が無く、支給品のみの取り扱いでした。

メーカーロゴは昇華プリント

エンブレムは昇華プリント

胸スポンサーロゴは昇華プリント仕様

背中スポンサーロゴはラバー圧着

袖スポンサーロゴはフロッキー圧着。

JリーグパッチとKAWASAKIパッチはワッペン縫い付け

首のサイズタグは白色です。

内タグには別注の記載と生産年月が記載されています。

2009年シーズンは、2005年のJ1昇格から中軸を担っていた伊藤、谷口、中村、ジュニーニョが揃ってリーグ戦で30試合以上出場した最後のシーズンだった。J1定着~上位進出、タイトルを狙える立ち位置までこれたのは、この4人が毎シーズン8割近い稼働率でプレータイムを稼いでくれた事が大きかった。センターラインが同じ選手で固定できるとチームの成績は安定する。伊藤が守備を安定させ、中村が得点機会を創出し、谷口が中盤を支えながらゴールも決める、ジュニーニョが中村を中心に作った得点機会をゴールに結びつける。それでJ1に戻ってきてからは右肩上がりの時を迎える事となった。

前年体調不良でチームを離れた関塚さんが監督に戻り、2004年からの集大成としてタイトル獲得を狙ったシーズンだったが、今思えばサイドハーフの選手層が薄く、サイドバックもやや心もとなかった。選手層の薄い部分は入団2~3年目の若手の台頭する枠として編成上敢えて開けたと思うが、強化部の目論見程の突き上げは無く、結局はJ2からチームの中軸を担ってきたメンバーと外国人選手、川島などピンポイント補強で獲得した選手、森や井川といったJ1昇格後に台頭してきた選手、2008年の大卒トリオがメイン戦う事となった。

スタメンの11人とベンチメンバーの7人(当時は7人でした)まではJリーグでもトップレベルの実力者揃いだったが、そこから一人二人怪我や累積警告で欠くと、若手枠の選手を入れざるを得ない。本当にタイトルを狙うのであれば、その隙間も実力者で埋めないとならなかったが、そこまでの資金的な余裕がなく、基本的には新卒選手を中軸に育成するチームだったので、その余白を消すリスクの方が多いとフロントは判断したのだろう。

Jリーグ2位、ルヴァンカップ準優勝、ACLと天皇杯は共にベスト8という成績は決して悪くは無く、この編成を考えると今振り返れば十分な成果だったが、当時はタイトル獲得という目標が大きくクラブにのしかかり、タイトルを逃した事のダメージの方が大きかった。関塚監督もこれ以上チームを強くする為には何が出来るのかが分からなくなったと思う。そう見れば当時は衝撃だった辞任という選択は理解できる。

J1昇格、定着、そしてタイトル争いできるようになった関塚政権の集大成は、タイトルをこのクラブが勝ち取るには何が足りないのかという問いを突き付けられて終幕した。この答えを見つけるまで、ここから8年も必要だったとはこの時は知る由も無かった。

明日も同じ時間に次の1枚をお届けします。またここで会いましょう。

余談

この2ndユニフォームが使用された試合で、リーグ戦を逃した決定的な要因は32節のアウェイ大分トリニータ戦。当時大分トリニータは深刻な経営危機で運営資金も尽きた状態であり、残りの試合開催が危ぶまれる状況だった。公式試合安定開催基金を活用してJリーグから融資を受け試合は開催されたが、この時、融資が間に合わない、もしくは受けれない状態で試合が行われなければ大分トリニータの不戦敗で川崎フロンターレが勝ち点3を獲得、そのまま逃げ切って初タイトルを手にした可能性が大きかった。個人的にこの試合で落としたのが痛恨であり、優勝を逃した決定的要因だと思う。

大分トリニータの資金繰りは杜撰だったが、ピッチに立った選手はそれを全く感じさせない力を見せた。金崎夢生のパスをフェルナンジーニョがゴール。これを覆せずに敗北した。金崎はその後移籍してユニフォームの変える度に川崎フロンターレからゴールを奪う、川崎フロンターレのタイトル獲得に立ちはだかってくる本当に忌々しい存在となる。その始まりがこの試合だった。

ただこの試合で最も重要な選手は彼らでは無い。この試合はセンターハーフのポジションでゲームメイクを行い、チームの勝利に大きく貢献。7年後に大宮アルディージャのユニフォームを着て、再び川崎フロンターレの前に立ちはだかりリーグ優勝を阻んだ選手がいる。その選手は2017年に川崎フロンターレの一員となり、そこからは今日まで勝ち取った全てのタイトル獲得に大きく貢献する事となる。

またその時に書きますが…彼が2009年から8年間見つけられなかった答えを持っていたのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました